前回の特集では、「フローリング材にオススメの木材は?」についてお伝えしました。
今回は、「ウッドショックの影響」についてお話しようと思います。
みなさん、こんにちは。
梅江製材所の梅江です。
最近、ニュースや新聞等の報道で「ウッドショック」という言葉を耳にされた方も多いのではないでしょうか。
今回は、ここ数ヶ月何かと話題に上がる「ウッドショック」についてお話しようと思います。
ウッドショックとは、「木材不足の危機」。「木材が調達困難になり、価格が高騰している」という状況です。
世界的な需要が高まったため、木材の価格が高騰しています。
木材の消費が激しい住宅業界には影響が大きく、
では、なぜ急激に木材か調達困難になり、高騰する「ウッドショック」が日本で広がっていったのでしょうか?
それは、実は日本の住宅における「輸入材依存」が関係しています。
実は日本の住宅の多くは、梁材や構造材、下地材(羽柄材)などの構造部分に、安価で丈夫な輸入材が使用されています。
日本の木材自給率は、2019年時点で37.8%。
つまり日本の住宅は6割以上を輸入材に頼っているのです。
この「輸入材」は、コロナ禍によって大きく状況が変化しました。
というのも、コロナ禍によるリモートワークや巣篭もり需要が高まったのは、日本だけではありません。
海外でもリモートワーク用に住宅をリフォームしたり、都会から離れ田舎や郊外に新しく住まいを求める人が増えていきました。その結果、海外での木材消費量が急増したのです。
海上輸送コンテナが不足しているという事情もあり、結果として日本に輸入されていた木材量が激減してしまったのです。
つまり日本国内における木材の消費と輸入のバランスが崩れてしまい、輸入材の価格が高騰。
アメリカの木材は、ウッドショック以前の6倍にも値上がりしてしまいました。
その結果、輸入材に頼っていた日本の住宅産業は大きな打撃を受けたのです。
厳密に言うと不足しているのは輸入材で、国産材の供給は比較的安定しています。
では、輸入材の代わりに、なぜ国産材を使わないのか?というと・・・
もともと国産の木材は、輸入材よりも高価なのです。
構造から下地まで国産材で建てる家は、非常に高価になります。
ウッドショック以前、国産材と輸入材では、3倍ほどの価格差がありました。
コストをおさえる工夫のひとつとして、「目に見えない部分には安価な輸入材を使用する」という方法が採用されてきたのです。
その上需要が増えた現在では、国産材も値上がりしています。
国産材の利用は拡大する可能性が高いといわれていますが、安価な輸入材で補っていた部分を、今すぐすべて高価な国産材に切り替えることは難しいのではないでしょうか。
ウッドショックは、羽目板・フローリング材を販売している梅江製材所にも無関係ではありません。
内装材への影響は緩やかではありますが、私たちが仕入れている原料の丸太も日々値上がりを続けており、現状では残念ながら改善の見通しが立っていません。
止むをえず梅江製材所で販売している商品も仕入れ値の変更に合わせ、順次値上げさせていただいております。
これからも安定供給のため、企業努力を続けて参ります。何卒ご了承くださいませ。
梅江製材所では、ご購入いただいた商品で施工された写真などをブログなどでもご紹介させていただいております。ぜひ皆様も、ご自慢の施工実績をおくってくださいね!
梅江製材所では、ご購入いただいた商品で施工された写真などをブログなどでも
ご紹介させていただいております。ぜひ皆様も、ご自慢の施工実績をおくってくださいね。